MATERIAL 2024-2025 | TOYO SEKISO CO.,LTD
384/416

タイルの端から約5mmの位置の寸法を測る。厚さは製作寸法で定めた部分の厚さを測る。長方形の場合は相対する辺の寸法差、正方形の場合は4辺の寸法の最大値と最小値の差をいう。図のようにタイルの端から約5mmのところを2つの支点として、その中点(測点)からタイル面までの垂直距離を反りとして測る。反りには「面反り」、「辺反り」、「側反り」があり、ねじれは、2本の対角線方向の面反りの差を絶対値で表す。なお、辺反りには長辺が短辺の2倍を超える長方形状のタイルには適用しない。タイルのある一辺を基準辺とし、その一方の辺と垂直の距離を基準辺と対する辺の近傍で測定する。正方形状は四辺、長方形状は2つの長辺を基準辺として測定する。ただし、短辺が 50mm 以下の長方形状のタイルについては適用しない。成形方法および吸水率による分類を以下に示す。寸法の許容差および基準は以下の分類ごとに示す数値となるが、ここでは代表的なものを掲載する。成形方法 押出し成形(A)プレス成形(B)項目長さおよび幅厚さばち面反りねじれ辺反り側反り反り直角性役物の角度(° )項目長さおよび幅厚さばち面反りねじれ辺反り側反り反り直角性役物の角度(° )項目長さおよび幅厚さばち面反りねじれ辺反り側反り反り直角性役物の角度(° )Ⅰ類AⅠBⅠ製作寸法155を超え235以下±0.72.0 1.6 1.0 1.4 2.4-±0.9±1.2±1.5±1.5±1.8±1.8-0.7以下1.0以下1.2以下1.2以下1.4以下1.4以下±0.9±1.2±1.5±1.5±1.8±1.8-±0.8±1.2±1.6±1.6±2.0±2.0--1.4 2.4 1.8 2.2 90±1.5±0.51.2 1.0 0.8 2.0 0.6-±0.6±0.8±1.0±1.0±1.2±1.2-0.5以下0.6以下0.8以下0.8以下1.0以下1.0以下-±0.6±0.8±1.0±1.0±1.2±1.2±0.8±1.2±1.6±1.6±2.0±2.0--0.82.0 1.0 1.2 90±1.5±1.53.0 2.5 1.5 2.0 3.5 -±1.2±1.6±2.0±2.0±2.4±2.4-0.9以下1.2以下1.5以下1.5以下1.8以下1.8以下±1.2±1.6±2.0±2.0±2.4±2.4-±1.0±1.5±2.0±2.0±2.5±2.5--2.0 3.5 2.5 3.0 90±1.5吸水率Ⅱ類AⅡBⅡⅢ類AⅢBⅢ±1.22.0 2.42.2 2.41.6 1.4 1.4 1.63.5 3.0 3.0 3.5455を超え605以下±0.8±1.2±2.0±2.4±2.4±2.8±2.8305を超え455以下235を超え305以下455を超え605以下±0.6±0.8±1.0±1.2±1.4±1.6±2.0305を超え455以下235を超え305以下455を超え605以下±1.5±2.0±2.5±3.0±3.0±3.5±3.5305を超え455以下235を超え305以下単位 mm単位 mm単位 mm● 寸法許容差と基準 【プレス成形Ⅰ類(BⅠ)】● 寸法許容差と基準 【プレス成形Ⅲ類(BⅢ)】● 寸法許容差と基準 【押出し成形Ⅱ類(AⅡ)】タイルの統一規格として、日本工業規格セラミックタイル(JIS A 5209 2020)があります。以下に、JIS品質基準の一部を抜粋して紹介します。50以下50を超え105以下50以下50を超え105以下50以下50を超え105以下※厚さ・・・割肌面、引っ掻き面などの、成型後または焼成後の加工によって著しい凹凸面状としたタイルの厚さの許容差は、製造業者が定める。※ばち・反り・直角性…役物および各辺が50mm以下のタイルについては、目視・外観検査を行ったとき、「目立たなければよい」とされている。また、不定形タイルには適用しない。また、ユニットタイルの長さおよび幅の許容差は、±1.6mmとする。105を超え155以下製作寸法155を超え235以下105を超え155以下製作寸法155を超え235以下105を超え155以下382寸法(mm)ばち(mm)面反り、ねじれ辺反り、側反り(mm)直角性(mm)種類(成形方法と吸水率による分類)タイルの品質評価方法

元のページ  ../index.html#384

このブックを見る